イエレン議長が利上げ示唆 9月以降の相場へ与える影響を考える
アメリカの利上げに意欲を燃やすFRB(連邦準備制度理事会)のイエレン議長
数日前の8月26日、アメリカで毎年開催される経済政策シンポジウム(通称:ジャクソンホール)において、FRB(連邦準備制度)のジャネット・イエレン議長が今年中の利上げ実施を示唆したとのことです。
以前当暴露ブログでは3月15、16日に開かれたFOMC(連邦公開市場委員会)でFRB(連邦準備制度理事会)による利上げ見送りに関する話題を掲載させて頂いかたと思います。
それから約5ヶ月というこのタイミングで今回の利上げ示唆により、来月9月からの為替相場が大きな転換を迎えようとしています。
当暴露ブログの読者様なら既にご覧頂けているかと思いますが、中にはまだ読まれていない方もいらっしゃると思いますので、この機会に合わせてご確認なさってみてください。
本日はイエレン議長の利上げ示唆が9月以降の為替相場へどのような影響を与えるのかその予想を考えていきたいと思います。
イエレン議長が利上げを示唆した思惑とは?そして現在の為替相場は?
それではジャクソンホールでのイエレン議長による利上げ示唆の話題に戻ります。
一度は見送られた利上げ実施ではあるものの「なぜこの時期に利上げを示唆?」と疑問に思われる方も多いと思います。
ちなみに、FRBのイエレン議長はジャクソンホールでの講演において
連邦準備銀行(連銀)の政策目標が達成されつつあり、利上げを行う論拠が高まった
と発言したことから多くの投資家に利上げが目前まで迫っていると認識させることとなり、ジャクソンホール終了後の為替相場では「米金利上昇・ドル高」の様相を呈しているようです。
また今回のイエレン議長の発言は、ウィリアム・C・ダドリーNY連銀総裁やスタンレー・フィッシャーFRB副議長といった複数の高官の発言内容と共通点が多いことから、FOMC(連邦公開市場委員会)参加者の多くが利上げ位前向きであることが伺えます。
ちなみに米金利上昇・ドル高の詳細は、「米2年金利が今年6月上旬依頼の0.80%台に上昇」「ドル円が101円台まで回復し翌朝には101.935円まで値上げした」ということで、今回の利上げ示唆が為替相場にどれだけの影響を及ぼしたのかお分かり頂けるかと思います。
では、9月以降の為替相場はどのように推移していくと予想されるでしょうか。
本来アメリカの株価は9~10月にかけてシーズナル・サイクル(奇数年の季節パターン)により下落しやすくなりますが、今年はさらに利上げ示唆も徐々に明確になっていますので最高値から大きく下落に転じる可能性があることも意識しておかなくてはなりません。
加えて日系平均株価の下落を誘発する恐れも十分あるため、「米国株安・日経平均株安・ドル安円高」といったスパイラルに陥ってしまうかも知れないので引き続き注意が必要です。
さらに来月予定されている「日銀政策金融決定会合」も一つのポイントとなるのは間違いありません。
どうやら日銀政策金融決定会合と同日の深夜3時にFOMCの結果発表が行われるとのことで、結果次第では今後の相場がかなり揺れ動くことは避けられませんね。
まぁ結果発表がどうであれ市場が後退を意識することになれば、株や為替も過去数回開催された政策決定会合後の時と同じように、売りが先行する可能性は相当高まっているといえます。
為替相場にとっては、9月に開催される政策金融決定会合後の株価の動向がとても気になるところですが…。
「実際に利上げが実施されるのは12月だ」という意見も
イエレン議長による利上げ示唆により9月から利上げが実施されるとの見方が強まっている反面、中には「利上げは12月から」と考えている方もいるようです。
これはイエレン議長を筆頭にオバマ政権が送り込んだFRB理事とが結束し、次期大統領候補との呼び声高い民主党のヒラリー・クリントン政権を確実なものにするとの意図があるということ。
つまり「11月8日に開かれるアメリカ大統領選挙が終わった12月」に利上げが行われる可能性が高いと解釈できるのです。
この件に関しては一部の関係者の間で囁かれていることなので、今のところは9月に利上げされる可能性が高いというだけであり、アメリカ大統領選挙を11月に控えていることをか投げれば「12月から利上げ実施」となる可能性も決してゼロではないのです。
その一方で、今年中に利上げが実施されるとして、果たして市場が利上げに耐えられるのかといった懸念もあります。
もちろん8月の雇用統計において非農業部門の雇用者数が増加すれば、9月に利上げされる可能性も十分考えられます。
ですが現在の経済指標では雇用以外の分野は比較的低迷しており、本当に利上げが可能なのか不透明な部分が残ることになるでしょうね。
先ほど米金利上昇・ドル高になりつつある状況を説明しましたが、ドル高になればアメリカの金融市場にも影響を及ぼしかねませんし、企業の業績や輸出量が落ち込む可能性も考えられます。
まぁ現在のアメリカは比較的緩やかな景気回復に支えられている部分が大きいので、FRBは今後も慎重に経済状況を把握すべきですね。
となれば、我々個人投資家もアメリカの利上げに伴いそれなりに準備をしておく必要があるというわけです。
とりあえず現時点では9月もしくは12月に利上げが実施される可能性が高いので、普段から経済ニュースには気を配りご自身でも為替相場のチェックを行っておくことをおすすめします。
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