ジーニアス・ブレインFXを検証レビュー
ジーニアス・ブレインFXを検証レビュー
本日検証レビューを行うのはクロスリテイリング株式会社、TAMURA氏のジーニアス・ブレインFXです。
One Minute’s FX TAMURA式・FX1分足トレード法 ワンミニFXの講師を務めた、TAMURA氏による最新FX商材です。
ちなみにワンミニFXを販売する前は、タムラヒロシという名前で「FX伝承」という商材も手掛けています。
実質、今回のジーニアス・ブレインFXはTAMURA氏の3つ目の商材販売ということになりますね。
トレード歴15年目のトップトレーダー。
「検証の鬼」としても有名で、複雑な分析を、FX初心者でも実践可能なシンプルな仕組みに落とし込むことが得意。
システムトレーダーとしての腕は、世界でも最高レベルで、米国で開催された国際的なトレーダーランキングで、世界5位、日本人1位という実績を持つ。
2003年にサラリーマンとして会社に勤めながらFXトレーダーとしてのキャリアをスタートさせる。
独学で試行錯誤を繰り返しながら、システムトレーダーとして業界でも有名な存在となる。
2013年にクロスリテイリング株式会社から「One Minute’s FX」をリリース。
ベストセラーとして多くの人から支持され、延べ12,000名もの人が彼から学び、数え切れないほどの成功者を生み出している。
トレーダーとしての実績に惚れ込まれ、証券会社から専属トレーダーのオファーも届くがそれを断り続け「継続利益の追求」「安定資産運用」をテーマに、運用・研究を続ける。
今は、個人投資家としての腕をさらに磨き、クロスリテイリング株式会社と共に、投資教育の普及に邁進している。
その柔らかな語り口や説明の分かりやすさにファンも多く、講師としての実績もトップクラスである。
今回、12年間分の検証、そして運用の末にたどり着いた誰もが資産1億円を目指せる「非常識な資産運用」を公開することとなった。
全員を億万長者にすることを目標に、トレーダー人生を賭けこのプロジェクトをスタートする。
ジーニアス・ブレインFXのオファーページにも掲載されていますが、TAMURA氏は世界5位、日本人1位という実績の持ち主ということですが、この記録はFXDDが過去に提供していたFXDDカレンシーの運用成績ランキングにおいての記録です。
FXDDカレンシーとは、FXDDへ登録しているトレーダー5~7000人の中から選ばれた、上位数十人のトレーダーがファンドを運用するというサービスで、選抜されたトレーダーの運用成績をもとに、一般ユーザーが資金を預けて運用してもらうというものです。
このサービスを利用するにあたって、一般ユーザーは手数料として運用利益の2割をFXDDカレンシーへ徴収されます。
※現在はこのサービスは終了しています
その選抜トレーダーの中でTAMURA氏は、世界5位、日本人1位という運用成績を獲得したというわけですね。
世界5位、日本人1位という成績は確かに素晴らしいですが、あくまでFXDD社だけでのランキングにすぎません。
世界にはもっと多くのブローカーが存在しますし、FXDDは国内での知名度こそ高い業者ではありますが、世界的にみればそこまで有名なブローカーではありません。
もちろんTAMURA氏のこの実績を否定しているわけではありませんので、その点についてはご理解下さい。
全世界で5位、国内1位という記録ではないということは念頭に置いておきましょう。
そんなTAMURA氏の最新作、ジーニアス・ブレインFXが販売開始から好調に売り上げを伸ばしているようで、ここ数日は当暴露ブログの掲示板の方へも比較的多くのアクセスが集まっています。
ジーニアス・ブレインFXはテクニカルに頼ったシストレではない
それではジーニアス・ブレインFXの手法についてみていきたいと思います。
ジーニアス・ブレインFXはサインツールと決済ツール(EA)で行う、ドル円専用1時間足デイトレードシストレ手法です。
オファーページにあるように、ジーニアス・ブレインFXの最大の特徴は49個のロジックで自由にポートフォリオを組むことが出来るサインツールにあります。
順張り買いロジック 13個
順張り売りロジック 10個
逆張り買いロジック 14個
逆張り売りロジック 12個
このように「順張り買い」「順張り売り」「逆張り買い」「逆張り売り」合計49個のロジックが用意されています。
各ロジック毎にチャート上へ矢印サインを点灯させ、エントリーのタイミングを通知してくれます。
1日のトレード回数は1~2回ほどで、チャートの確認は1時間に1回程度でOKです。
そして決済はEA化された決済ツールを使って行います。
決済ツールの使用方法は「注文番号」「決済時間」「利確ポイント」「損切ポイント」を入力するのみ。
※決済ツールを使わず手動での決済も可能です
そしてジーニアス・ブレインFXのロジックはテクニカルベースのロジックではなく、アノマリー要素を加えた統計的なロジックで構成されています。
アノマリーとは季節、週、曜日、時間帯などによって特定の動きを見せる相場のクセのことです。
ちなみにこのクセには明確な根拠などが存在せず、「この時はなぜかこう動く」というものです。
ジーニアス・ブレインFXでは各ロジックによってアノマリー要素を加え、特定の曜日、時間帯にだけ順張りするロジック、特定の曜日、時間帯に逆張りするロジックなど、統計的要素をくわえることでテクニカルの精度を高めているというわけです。
もちろん49個全てのロジックが一度に稼働するわけではありません。
ユーザーの好みに合わせてポートフォリオを組むことも可能ですが、TAMURA氏の推奨するポートフォリオが12種類用意されていますので、まずは既存のポートフォリオからスタートして検証してみるのも良いでしょう。
ジーニアス・ブレインFXの実績はあくまで参考程度に
テクニカルへアノマリー要素を加えることで、各ロジックの精度を高める試みがなされているジーニアス・ブレインFXですが、今回提供される49個のロジックは、これまで12年間5000パターンものロジックを検証したけっか選び抜かれた「精鋭ロジック」とのことです。
オファーページにはTAMURA氏が行った各ロジックの運用実績が掲載されています。
公開されている実績はバックテストのものですね。
検証期間12年間というのは、さすが検証好きのTAMURA氏といえますが個人的にはバックテストのみではなくリアルな運用データも開示してほしいところです。
どれだけ長期のバックテストを行ったとしても、実運用で同じ結果がでるとは限りません。
各ロジックの期待値を判断するためには、少なくとも直近1~2年分のフォワードテストを行うべきかと思います。
さらに言えばバックテストの場合はカーブフィッティングを行っている可能性も考えられますから、良い成績を出そうと思えばいくらでも操作することは可能です。
一見どのロジックも非常に優秀に見えますが、ジーニアス・ブレインFXのオファーページで開示されている実績は参考程度にしかならないということです。
また「10万円から資産1億円を目指せる」といったような記載がありますが、こちらもあくまで“目指せる”というだけですので、ジーニアス・ブレインFXを購入すれば誰でも1億円稼げるというわけではありません。
TAMURA氏は確かに実力のあるトレーダーですし、ジーニアス・ブレインFXのコンセプトも面白いとは思いますが、やはり各ロジックの優位性を判断することができない以上、購入をおすすめできるとは言い切れない部分があります。
ちなみにジーニアス・ブレインFXの販売価格は約10万円となっていますが、優位性が定かでない手法へそれだけの金額を出せるかどうかと聞かれると、私はちょっと無理かなという感じですかね。
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