JAPAN HOPE プロジェクトを検証レビュー
JAPAN HOPE プロジェクトを検証レビュー
本日検証レビューを行うのは株式会社Royal Trust、ジェームス・ワタナベ(渡辺昭文)氏によるJAPAN HOPE プロジェクトです。
今回のJAPAN HOPE プロジェクトは、元ゴールドマンサックス証券の副社長を務めたジェームス・ワタナベという人物が「仮想通貨発行権」により、日本国民へ8,000兆円もの富を無償で分配するという無料のローンチオファーです。
この謳い文句からわかるように、仮想通貨の新規ICO案件のセールスオファーだということがわかりますね。
最近こういったICO案件の無料オファーが増えてきていますが、どれも信ぴょう性に欠けるものや、ICOの信頼性に欠けるものが多く、いくら無料とは言え安易に手を出しずらいオファーが少なくないのが現状です。
特に今回のように“〇〇兆円の富を分配”といった謳い文句が流行っており、どの無料オファーでも同じようなキャッチフレーズが使用されています。
まぁ個人的な偏見ではあるんですが、無償で富を分配するなという奇特な人間はこの世の中に存在するわけがないと思っていますし、この手の謳い文句を掲げているだけで、「胡散臭い」と思ってしまいます。苦笑
とはいえ新規ICO案件の場合は、将来性があったり、上場後の価格高騰が見込めるなど、成功の可能性が非常に高いプロジェクトであれば、少額の資金からでも億単位の利益を期待することは可能です。
そういった点からもJAPAN HOPE プロジェクトにどれだけの期待値があるか気になるところですね。
ただJAPAN HOPE プロジェクトはネット上で既に炎上していきているようですし、当暴露ブログの掲示板スレッドの方にも早くも口コミ情報が集まってきていますので、これから参加を検討している方は、以下のスレッドページも参考にしてみてください。
■JAPAN HOPE プロジェクト 公式オファーページはこちら
JAPAN HOPE プロジェクトは不可解な点が多数ある
まず単刀直入にお話しておきますが、JAPAN HOPE プロジェクトの期待値は極めて低いと考えています。
1つ目の理由は渡辺昭文ことジェームス・ワタナベ氏の肩書の裏付けが取れないという点です。
無料オファーページでは「元ゴールドマンサックス証券副社長」「元クレディ・スミス幹部」「HOPEプロジェクト代表」といった肩書きが記載されていますが、どれも信ぴょう性のある情報は出てきません。
ちなみに“元ゴールドマンサックス証券副社長”を騙った無料オファーは、過去にもいくつか存在しましたが、そのいずれも「詐欺の疑い」がかけられており、炎上という結果を迎えています。
そういったオファーの中でも特に酷かったのは、瀬尾恵子氏という人物による「160倍確定の規格外ICO」という無料オファー。
瀬尾恵子氏も“元ゴールドマンサックス証券副社長”と騙っていましたが、ゴールドマンサックス側はこれを完全否定。
現座はオフィシャルで以下のような注意喚起の文章も公開されています。
ゴールドマン・サックスの名を騙った投資勧誘や詐欺行為等にご注意ください。
最近、ゴールドマン・サックスとは無関係の第三者による、当社と誤認される名称を使用した、または当社との実在しない取引関係を騙る、などの方法を利用した、仮想通貨や未公開株の売買などの投資勧誘やその他の詐欺的な行為等に関する事例が多く報告されています。現在、報告されている事例は、当社とは一切関係のない業者によるものです。
ゴールドマン・サックスの名前を騙った投資勧誘や詐欺行為にはくれぐれもご注意いただきますようお願い申し上げます。このような投資勧誘等により、被害または迷惑に遭われた場合は、警察署または日本証券業協会の「株や社債をかたった投資詐欺」被害防止コールセンター(0120-344-999)等に対応をご相談ください。 また何か不審な点がございましたら、ゴールドマン・サックス(代表:03-6437-1000)までお問い合わせください。
さらにもっと言えば、例えジェームス・ワタナベ氏がゴールドマン・サックス元副社長だったという経歴が事実だったとしても、実はそれほど大した経歴ではありません。
というのものゴールドマンサックスには副社長、つまりヴァイス・プレジデント(VP)12000人以上が存在しており、日本の企業でいう「部長」のような立場であり、経営陣ではないということ。
JAPAN HOPE プロジェクトに限らず、海外企業のVPの立場についての勘違いはあらゆるところで目にします。
またジェームス・ワタナベ氏の肩書の一つである、「HOPEプロジェクト代表」という経歴についてですが、ジェームス・ワタナベ氏は今回のJAPAN HOPE プロジェクトを含め、そもそも「HOPE プロジェクト」という大枠のプロジェクトを立ち上げているとのこと。
このHOPE プロジェクトでは、2011年の立ち上げから以下のような順序で活動を行なってきており、今回のJAPAN HOPE プロジェクトが最終章、つまりゴールということです。
・EU HOPE PROJECT(2011年)
・ASIA HOPE PROJECT(2013年)
・US HOPE PROJECT(2015年)
・JAPAN HOPE PROJECT(2018年)
HOPE プロジェクトについていろいろ調べてみたところ、オフィシャルのサイトを見つけたので参考までに掲載しておきます。
ざっと目を通してみましたが、プロジェクトの具体的な説明や所在地・連絡先などの記載がなく、公式ページに登場する役員メンバー達の経歴も非公開です。
パッと見では、しっかりとしたプロジェクトページに見えますが大切な情報があまりにも記載されていない点は引っかかります。
そこでHOPE プロジェクト公式サイトのドメインを調べてみたところ、こちらのページのドメインは2018年6月6日に作られたものであることが判明しました。
「Creation Date: 2018-06-06T06:06:43Z」という記載が確認できるかと思いますが、これがHOPE プロジェクト公式サイトのドメイン取得日時です。
HOPE プロジェクト自体は2011年から立ち上げ、活動してきたということですがこれでは辻褄があいません。
100%とは断言できませんが、HOPE プロジェクトの公式サイトはJAPAN HOPE プロジェクトのローンチオファースタートに向けて開設した簡易サイトなのではないかという疑念が濃厚です。
JAPAN HOPE プロジェクトには登録する価値はないだろう
最終的にどういったICOが公開され、その案件にどれだけの期待値や将来性があるかは、ICOが上場されてみてからでなければわかりません。
しかし詐欺(スキャム)案件が急増している昨今で、発行者の経歴や実績が不透明なプロジェクトへ参加するのはリスクでしかありません。
これは仮想通貨に限っての話ではないので、わざわざ具体的に説明する必要もないでしょう。
JAPAN HOPE プロジェクトは他のローンチオファーと同様に、アドレスを無料登録することでジェームス・ワタナベ氏から情報を受け取ることができますが、上記でお話したように彼の経歴に信ぴょう性がないことや、HOPE プロジェクト公式サイトの疑問点などから、100%信用するには危ういオファーなのではないかと思います。
もちろん登録するだけなら無料ですから、情報収集の目的で参考までにアドレスを登録してみたいという方は無料登録までしてみてもいいでしょう。
ただ怪しさが残るオファーであることには間違いありませんから、JAPAN HOPE プロジェクトへ無料登録をするのであれば、Yahoo!やGoogleなどのフリーアドレスを捨てアドとして取得し、それで登録することをおすすめします。
というのも情報提供元の素性に不透明な点があるローンチオファーの場合、収集した顧客情報を他の企業などに無断で販売・譲渡するケースがあるので自身の個人情報の漏洩を防ぎたいという方はメインで使用しているアドレスや、リアルな個人情報の開示は行わないほうが身のためだからです。
“日本国民へ8,000兆円もの富を分配”
確かに魅力的な謳い文句ではありますが、JAPAN HOPE プロジェクトに過度な期待はしないほうが良いでしょうね。
■JAPAN HOPE プロジェクト 公式オファーページはこちら
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