ゾーンスキャルFXを検証レビュー
ゾーンスキャルFXを検証レビュー
本日検証レビューを行うのは日本投資家育成機構、鈴木克住(FX-Katsu)氏によるゾーンスキャルFXです。
日本投資家育成機構といえば、FX-Jinこと山口孝志が代表を務めるクロスリテイリングクループのFX商材販売業者ですが、つい先日、同社講師である鈴木克住(FX-Katsu)氏の新商材がリリースされましたね。
今回のゾーンスキャルFXは、ダウ理論に基づいたトレードを独自の環境認識ツールとサインツールにより、初心者でも年収3000万~1億円という収益を実現できる半裁量のシストレ手法とのこと。
オファーページでは鈴木克住(FX-Katsu)氏の直近約1ヶ月間の実績データが掲載されてます。
運用期間は2018年6月1日~6月29日、平均勝率91.2%(62勝6負)、782万7,402円の成果を出していると謳っています。
しかし掲載されている実績データを見る限り、全てのトレード履歴を公開していないことがわかりますし、本当にこれだけの優秀な結果を叩き出せているという確証を得ることはできません。
もっと言えば「月利100%」「年収1億円クラスの運用」「最低でも年間3000万」稼げるといった謳い文句が掲載されていますが、その証拠もなければ保証も一切ありません。
月利100%、年間3000万~1憶稼げると豪語するのであれば、最低でも直近1年分の実績データを開示するべきではないでしょうか?
毎度のことですが、日本投資家育成機構やクロスリテイリング株式会社の商材は信ぴょう性の高い実績データを開示することなく、非現実的な数字や、現実離れした謳い文句を掲げて自社の手法やツールを販売しています。
クロスリテイリングクループの商材が人気を集める理由はそういう“甘い謳い文句”にあるのでしょうが、本当に結果を出している、もしくは結果を出せるだろうと判断できる情報を公開していない商材を購入することはリスキーです。
実際に同社グループのこれまでの商材の多くは決して評判が良いとは言えず、「話が違う」「ツールが使い物にならない」「謳っているような勝率は得られない」「全く稼げない」といった否定的な口コミが大多数です。
今回のゾーンスキャルFXも注目を集めているようですが、信用できる実績データを開示していない以上、月利100%や年間3000万~1憶稼げるという謳い文句は真に受けないほうがベターです。
さらに鈴木克住(FX-Katsu)氏の直近1ヶ月分の実績も、鵜呑みにするのではなく一歩引いて参考程度に受け止めるようにしましょう。
ゾーンスキャルFXの優位性を検証
ゾーンスキャルFXは基本5分足のトレンドフォロースキャルピング手法で、ロジックはダウ理論をベースとしています。
(トレード時間足は1分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足にも対応)
推奨通貨ペアに縛りはなく、エントリーチャンスは1日20~100回程度とのこと。
トレードルールは至ってシンプルで、直近の高値とその1つ前の高値へ水平線を引き、その水平線の間で配信されるエントリーサインに従いエントリー、決済サインが出たら決済という流れで1つのトレードが完結します。
ちなみに直近の高値とその1つ前の高値へ引いた水平線の間を、鈴木克住(FX-Katsu)氏は「ゾーン」と呼んでおり、このゾーンの中では優位性の高いエントリーが可能になるとのことです。
またラインを引くポイントを知らせてくれる環境認識ツールが用意されており、このツールが表示する「×印」の所を目安に水平線を引くことで初心者でも正しいゾーンを形成できると謳っています。
こんな具合です。
「青の×印」が高値、「赤の×印」が安値を意味しているので、青の×印にだけ水平線を引いていけばいいということですね。
今回の手法はダウ理論をベースとしているわけですが、ダウ理論を理解している人であれば疑問に感じる部分があるはずです。
そうです、ゾーンスキャルFXでは安値へ水平線を引きません。
本来ダウ理論と言えば
・高値安値の切り上げ = アップトレンド
・高値安値の切り下げ = ダウントレンド
・どちらでもない相場 = レンジ(持ち合い)
と判断していきます。
継続して前回の高値安値よりも、次回の高値安値が切り上がっているからこそアップトレンドと判断できますし、継続して前回の高値安値よりも、次回の高値安値が切り下がっているからこそダウントレンドと判断できます。
しかし鈴木克住(FX-Katsu)氏は、この従来の高値安値を意識した考え方を否定しており、安値にもラインを引くから「ダウ理論に沿ったトレードが出来なくなる」と指摘し、高値のみにラインを引くことで「ダウ理論に沿ったトレードが出来るようになる」と発言しています。
鈴木克住(FX-Katsu)氏のこの考え方には疑問を感じますし、そもそも高値安値を意識することがダウ理論なわけですから、安値にラインを引くことでダウ理論に沿ったトレードが出来なくなる意味がわかりません。
事実、ゾーンスキャルFXは高値にのみ水平線を引いてこそいますが、しっかりと安値にも×印が表示されています。
つまり鈴木克住(FX-Katsu)氏のトレードでも安値は意識していることがわかります。
結局は安値へ水平線を引いていないだけで、ゾーンスキャルFXの考え方は従来のダウ理論と何らかわりはないのではないでしょうか?
そう考えた場合、安値へ水平線を引かない理由が見つかりませんし、安値にも水平線を引くことでより正確にトレンドを見極めることができるはずです。
安値を意識しないダウ理論ということで、一見目新しいロジックのように思いますが、実際はそんなことはなくばっちり安値も意識していることを考えれば、高値だけに水平線を引くというのはある種の差別化を図る目的、見せかけの独自性を作る目的で採用されたのかなと思ってしまいますね。
ゾーンスキャルFXの販売価格は約8万円!…高すぎます
先ほども説明したようにゾーンスキャルFXは、安値を意識しない新しいダウ理論という形で差別化を図ってこそいるものの、実際のところは高値も安値も意識する「ごくありふれたダウ理論」といっていいでしょう。
もちろん安値に水平線を引きませんので、従来のダウ理論と全く同じかと言えば違ってきますし、パフォーマンスとしては確実に高値安値を意識したダウ理論よりも劣るはずです。
またダウ理論を学んだことがない初心者などが、ゾーンスキャルFX=ダウ理論という誤った知識をみにつけてしまうことが懸念されますし、ゾーンスキャルFXだけでトレードを勉強して「ダウ理論ってこういうものなんだ」と納得するのは危険です。
個人的に言わせれば、ダウ理論に沿ったトレードを勉強したいのであればゾーンスキャルFXから入るのはNGでしょう。
またエントリーや決済の目安となるサインツールの優位性も不明です。
いうまでもなくサインの取捨選択は必要となってきますから、それなら最初から自身の裁量でダウ理論を学んだほうが良いという結論に達します。
鈴木克住(FX-Katsu)氏自身、十分信用に値する実績データを公開していない点なども含めて考えるとゾーンスキャルFXに優位性は感じません。
その上でゾーンスキャルFXの販売価格は79,800円、約8万円とかなり高額。
高値や安値の判断も自分で勉強し、さらに自分で水平線を引くからこそ相場観を養うことができます。
結局は従来のダウ理論よりも優位性があると感じられないツールに8万円ものお金を払うのはどうかなと思います。
冒頭でも指摘したことですが、同社の商材は信ぴょう性の高い実績データを開示することなく、非現実的な数字や、現実離れした謳い文句を掲げて自社商品を販売していますが、ゾーンスキャルFXも同様に“甘い謳い文句”だけを信用して購入すると後々後悔することになるでしょう。
販売価格と優位性・期待値を天秤にかければ買う価値があるツールなのかどうか容易に判断できるかと思いますので、これから購入を考えている人は是非とも慎重に検討されてみてください。
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